自然派ワインの造り手
「ブルーノ デュシェン」

2016年10月20日
自然派ワインの造り手 「ブルーノ デュシェン」

南フランスのルーション地方バニュルスという地で「南仏のロマネ・コンティ」と評する人もいるほどの素晴らしいワインを造る男がいます。ブルーノ・デシュン、もともとはキノコ生産者だった彼ですがある時ワイン造りを目指す決意をします。ブルゴーニュのシャソルネイという蔵で修業。その後自分のワイン造りの為の畑探しの旅にでますが一目惚れした場所がバニュルスという村。このバニュルスという地では当然普通のワインも造るのだが灼熱の太陽が降り注ぎ年間降雨量も圧倒的に少ないこの地ではブドウが完熟し過ぎ過熟気味になることもあり天然甘口ワイン造りがあまりにも有名な場所。そんな地で普通の(スティル)ワインを造りはじめたのです。


BioWine_sub1

3haの畑を購入し、その畑は何と300mも高さが有り、傾斜40度以上もの急斜面や段々畑でトラクター等の機械類が入る事が出来ず全ての作業を手で行います。土の掘り起こしさえも。馬でも耕すことが出来ずこれも人間の手でやらなくてはならないのです。周りの皆(醸造家)が大反対、「こんな所に畑を買ったらおまえは一生牢屋だぞっ!」と止められたそうですがブルーノは「太陽の有る所に住みたかったんだ、海が見渡せる絶好のパノラマで最高だよ!」とクールに答えたそうです。


BioWine_sub2山の上では羊を飼いブルーノの畑の雑草も食べてくれるそうです。BIOの生産者の中に結構羊を飼っている人が多く、雑草を食べて貰っているのに成功している実例が増えてるそうです。でもブドウの葉も食べてしまい、問題も生じているのだとか。



BioWine_sub3 今や入荷後すぐに無くなってしまう大人気ワインとなりました。




ワイン

BioWine_sub4 ●Luna "Pet" ルナペット
ルナは14年間一緒に過ごした愛犬の名前で直訳すると「ルナがおならをする=ガスがある」になります。ジャンのブドウをステンレスタンクで発酵、残糖32gで瓶詰め、18ヶ月瓶熟後、デゴルジュマンし打栓しました。淡いサーモンピンクの色調、細かで控えめな泡、小梅やベルガモットの甘酸っぱい香りを感じます。チェリーの酸が長く、紅茶のタンニンがアクセントとなる辛口ロゼ泡です。


BioWine_sub5 ●La Luna ラ ルナ
ルナは14年間共に過ごした愛犬の名前でヨアキム・ルクとティエリー・ディエツのシスト土壌で育つグルナッシュを主体に開放桶で発酵後、2/3はタンク、1/3は木樽で9ヶ月熟成しSO2無添加で仕上げました。ガーネットの色調、ベリーやバラ、スミレの香り、スムースでエレガントな口当たりとシルキーなタンニン、アルコール感と少しの苦味がどのような熟成を遂げるのか楽しみです。


Profile

竹之内 一行(たけのうち かずゆき)

竹之内 一行 (たけのうち かずゆき)

1968年10月生まれ 神奈川県出身。横浜商業高校卒後、レストラン&バーでの修業、
1993年約3週間ヨーロッパへ食べ歩きの旅行をきっかけにワインに興味をもつ。
1996年日本ソムリエ協会ワインアドバイザー修得。その後も都内ワインスクールにてテイスティングの勉強を重ねる。2000年再度渡仏の際に教科書やワインスクールでは、知ることができなかった自然派ワインや地元でしか流通していない真のお宝ワインがあることに興味を持ちはじめ毎年渡仏し現地生産者等と交流を深める。現在、父親が始めた酒販店「エスポアしんかわ」代表。都内等ワイン飲食店にワインの卸や初心者のためのワイン講座等も行っている。

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