西荻南きずなサロン

2014年6月29日

西荻南きずなサロン

杉並区の「きずなサロン」とは、社会福祉法人杉並区社会福祉協議会が提唱し、各地域の人々によって運営されている、ふれあいや情報交換の場です。今回は、2013年に新たに生まれた「西荻南きずなサロン」の中心メンバーである方々に、設立の経緯や、活動に込められた想いなどをお伺いしました。地域に今何が必要とされているのか、生活に根ざしたコミュニケーションの場を、様々な分野の方が協力して実現されています。

地域の人

「西荻南きずなサロン」スタッフの皆さん

地域の課題を「何とかして改善したい」という強い想いを持って集まったメンバーのみなさん。それまで管轄が分けられていた地区間の垣根を取り払い、これからの地域社会に必要な仕組みづくりに貢献されています。


きずなサロン会長綾部さん ――この「西荻南きずなサロン」を設立されたきっかけを教えてください。
「きずなサロン」の役割は大きく2つあります。1つは、年々増えている高齢者の方のためのふれあいの場、もう1つは、子育てをしているお母さん方のための情報交換の場というものです。双方に共通するのは、日常的な会話や、悩みや不安なことを気軽に相談できる相手がなかなかいないということ。この地域にも「きずなサロン」をつくることによって、住民同士が気軽におしゃべりしながら交流できる場所をつくりたいと考えました。杉並区には全部で20ヶ所の「きずなサロン」があったのですが、昨年まで西荻地区には1つもなかったのです。
直接的な設立のきっかけになったのは、行政から地域の「防災マップ」を作りましょうという話が出てきたことでしたね。防災という観点からみても、地域のつながりはとても大切なことです。そのため、これを契機として西荻地区にも「きずなサロン」を作ろうという提案が生まれたんです。


きずなサロンスタッフの方
きずなサロンスタッフの方――「きずなサロン」ができてから、変化はありましたか?
実はこれまで、この地域は神明通りを境に、春日神社側と荻窪八幡神社側で、警察や神社の管轄、地域の会合、住民の交流までもがきっぱりわかれていたんです。しかし「きずなサロン」を作るにあたり、住民同士の協力体制が生まれたことで、見えない垣根を取り払うことができました。
この地域の課題を「なんとかしたい」という想いを持った人が大勢集まってくれて、自主的に協力してくれているのが大きいですね。参加を強制するのではなく、自分たちができる範囲のことを、長く続けていくことが一番大切だと思っています。


きずなサロンスタッフの方 ――今後、取り組んでいきたいと考えていらっしゃることはありますか?
今後は、若い世代の方にも参加してほしいと思っています。今「サードプレイス※」という言葉がありますが、会社と自宅以外の"居場所"として、この「きずなサロン」が機能していけばいいなと。ここで暮らす人同士のつながりが広がれば、もちろん防災にも役立ちますし、ひょっとしたら婚活にもなるかもしれない(笑)そうやって西荻地区全体を、明るく楽しく、住みやすい街にしていきたいですね。


※サードプレイス=都市生活者にとって必要とされる居場所のこと。
第一の場所を「家」、第二の場所を「職場」とし、それ以外の場所を指す。

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