自然派ワインの造り手
ドメーヌ・ル・ヴァン・ド・ドゥ(le 22)

2018年5月24日
自然派ワインの造り手 ドメーヌ・ル・ヴァン・ド・ドゥ(le 22)

先日のワイン試飲会でとんでもないシャブリを発見!
見たこともないラベルのワインを何気なく口にしたら衝撃の旨さ!輸入元の方に聞いてみると2014年が初ヴィンテージの新しい生産者とのこと。
早速買えるだけ買ってしまったおすすめのワインです!

蔵元名のル・ヴァン・ド・ドゥとはフランス語の数字の22=「ヴァンドゥ」と「ヴァン・ド・ドゥ」「二人のワイン」をかけている。

Chablis の Fleys 村 (フレイ村)に畑はありまだまだ極小の畑での栽培。
2014年に初ヴィンテージワインを生産し、フランスでの販売も2016年の2月から始めたばかり。今年日本にも初入荷したがなんと10ケース以下という少なさ。
造り手のヴァレリーは40代。本業は画家。 現在絵だけではなく、本のイラストレーターとしても活躍。彼氏のビルはコメディアン。とてもワイン好きでヴァレリーをサポートしている。

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フレイ村に醸造所を借りており、実際は二人ともニオールに住んでる。
ヴァレリーは若いころ、世界中を旅する。特に南米と南ヨーロッパ。ラテン文化にとても惹かれる。
ビルも元メカニシアンであり、1990年には仕事をやめ世界中を回る。北アメリカをオートバイで一年走り回りアフリカもザイールやルワンダにNPOとして活躍。
ヴァレリーの母型の家族は代々シャブリ地方で葡萄畑を栽培していた。彼女の母も生産者だったが、ワインは造らなかった。葡萄は全て農協へ売っていた。

BioWine_sub22010年に母は引退し、小さな畑を三つヴァレリーに譲る。全部で0.99ヘクタール。
シャブリ・ヴィラージュの畑を一つと隣り合わせのプルミエ・クリュを2つ。
しかしそのころの畑は農協との契約がまだ続いている状態。契約が切れるまでさらに4年間かかる。
ヴァレリーさんは畑を手に入れてすぐビオディナミと有機栽培に変える。葡萄を農協に売り続けながら4年間ゆっくり土壌をよみがえらせることに成功。
畑の草は長い間放置しており、一切農薬を使ない。二人とも元々ワインが大好きで、そして環境問題にもアーチストとしてとても敏感。

契約の期限が近づくにつれ、プルミエ・クリュ葡萄を手放したくない農協は、ヴァレリーに悪質のプレッシャーをかけることもあった。
ビルの応援のおかげで、農協に反抗し、2013年ついに無事独立に成功する。
アリスとオリヴィエ・ド・ムール夫妻との関係もとても良く交流も深く、色々と助けてもらう。
自然派だけとは限らず、ビオディナミ栽培を行うとても大きなドメーヌ Drouhinドルアンからも色々助けられる。機材やプレス機など色々と貸してくれる。
実際現在のプルミエ・クリュの葡萄は資金を貯めるため、Drouhinに8割以上売っている。
醸造や栽培の学校には通ってないヴァレリーは幼いころからの畑の中の経験、母からの直々教えてもらった栽培法、Drouhinからのビオディナミ栽培の教え、そして醸造はドゥ・ムールのアドバイスや教えなどのおかげ初めてワイン造りに挑戦する。
ビルも元々ワインが大好きで博学。ワイン醸造の本も沢山読み、二コラ・カルマランやトマ・ピコなどいろんな生産者と話し、ヴァレリーと共に醸造する。
また彼女は感受性豊かで、アーチストとして必要なインスピレーションとフィーリングをワイン造りにも十分活躍させている。



畑について

全部で0.99ヘクタール!

一つ目の畑は母が植えたシャブリ・ヴィラージュの畑。
樹齢35-40歳のシャルドネ。
畑は毎年とてもいい葡萄を作るのでLa Vigne en Or「黄金の畑」と祖父に呼ばれそののまま 定着。粘土石灰質土壌北向きなので、葡萄の成熟はゆっくり旨みとミネラルもたっぷり。
草はそのまま放置。



ワイン

●シャブリ 2015

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  • ・生産量1300本
  • ・母が植えたシャブリ・ヴィラージュの畑。樹齢35-40年のシャルドネ。Vigne en Or「黄金の畑」
  • ・粘土石灰質土壌で北向きなので、葡萄の成熟はゆっくり
  • ・手済み収穫。
  • ・破砕無しでグラップ・アンチエールでダイレクト・プレス。
  • ・デブルバージュしない。
  • ・2/3 5年樽と大きな新しいドゥミ・ムイに入れる。ポンプ無し。
    1/3 ステンレス製タンクに入れる。 ポンプ無し。
  • ・そのままゆっくりアルコール発酵・マロラクチック発酵を行い、14カ月間シュール・リー・熟成。バトナ―ジュ無し。
  • ・タンクで樽をアッサンブラージュして2015年12月半ばボトリング。
  • ・自生酵母
  • ・スーチーラージュ無し、コラージュ無し、フィルター無し。
  • ・S02をボトリング時3g/Hl

●シャブリ・プルミエ・クリュ 2015

BioWine_sub4 Mont De Milieuは中世時代、ブルゴーニュ国とシャンパーニュ国のちょうど国境で二つの国の真ん中なのでこの名前が付いたらしい。

  • ・モン・ドゥ・ミリウ上の畑
    主に樹齢68年 シャルドネ。残りは母が植えた4列 樹齢35-40年。南向き一年草は放置
  • ・モン・ドゥ・ミリウ下の畑
    樹齢35-40年のシャルドネ。母が植えたシャルドネ。粘土石灰質土壌。南向き一年草は放置。

このワインを目にしたら是非飲んでみて欲しい!

https://item.rakuten.co.jp/shinkawa/c/0000000621/

なぜお米屋さんは廃業していくのか?

2018年5月15日
なぜお米屋さんは廃業していくのか?

パン屋さんがオープンした。美容室に変わった。吉祥寺では当たり前の光景ですがお米屋さんがオープンした!という話は聞いた事がありません。これは吉祥寺に限った話ではなく日本全国どこでも同じ現象だと思います。逆にここのお米屋さん店閉めたね、という話のほうが多いように思います。

なぜお米屋さんは減少していくのか、ただ単純に儲からない!からだと思います。
飲食店に納品するお米の平均単価を例に上げますと税別200円代から350円が主流です。いまお米の末端仕入れ価格が1等米(一番綺麗な米粒)で1俵(60kg玄米)約14,000円税別です。これを白米に精米すると約53.5㎏(残りヌカ)になります。よって1㎏の単価計算をすると261円(税別)です。これに必要経費(精米動力代、袋代、人件費、配送経費などなど)約60円を足して321円、これが原価となります。これに利益を2割乗せたとして税別385円、5㎏に換算すると1925円(税別)。よってこれより安い29年産米を納品されている業者は薄利どころではない真っ赤な火の車状態になります。よくディスカウントストアで売られている粒がそろっていない白っぽいお米がたくさん混ざっているボロボロのお米を見ればわかりますが、クズ米を混ぜたりとかとか1等米以下の粗悪品を扱うしかなくなるのです。

では、なぜお米は利益率が低く設定されるのか。これは戦後の食糧管理法にあった政府米の統一販売価格による一律利益率25%(たしか)という制度が尾を引いています。ただ、この法律は戦後の食糧難を改善する目的で半ば配給に近い形で出来ました。政府がお米の需給を管理し販売者には販売権利を取得する義務を課したのです。それには特定数以上の地域住民による推薦状が必要で、顔が広く地域の信用がある地主さんが販売権利を取りやすかったという背景があります。しかしその食糧管理法も平成7年に廃止、一時は登録制となりましたが今では完全に廃止され誰でも自由に仕入れ販売できるようになっています。よって仕入れ価格も利益率設定も完全自由になったのですが、日本人のお米総消費量が年々減っている状況下では需給バランスが完全に崩れ供給過多によるデフレスパイラルから抜け出せなくなっているのです。

そんな過酷なデフレ状態なのに最近まで自由競争がなかった米穀業界はいまだに権利商売の体質から脱却できない事例があります。日本米穀小売商業組合が運営するお米マイスター制度です。これは食管法のときから引き継がれている小売店組合が言わば存続のために作った制度です。
それを裏付けるシステムが組合員として登録していないお米屋さん、ないしお米関連に従事する者でもお米マイスターの受講資格がないという事です。昔からの癒着で組合費を払っている人だけが恩恵を受けられますから、弊社のような地主でもなく組合にも入っていない米穀店は受講できません、まして一般からの受講は論外。もし一般の方が受講出来たら5つ星マイスターの評価格が地に落ちる事目に見えています。なぜなら合格率が自動車運転免許試験と同レベルだとバレテしまうからです。

私事で恐縮ですが、昨年、農林水産省・日本経済新聞社・日本政策金融公庫の後援団体、公益財団法人食品流通構造改善促進機構主催による第27回優良経営食料品小売店等表彰事業に応募し、農林水産大臣賞を受賞いたしました。審査は結構厳密で過去3年間の財務諸表と主な経営情報を提出するのが1次審査。それをクリアすると2次審査に進み中小企業診断士の先生に問診を受けます。他にお肉屋さん、酒屋さんが受賞されていましたが各々知恵を絞り独創的な経営スタイルを確立していました。

組合員でもない、お米マイスターでもない小規模な弊社がなぜ全国小売の中から入賞できたのか少々戸惑いがありましたが、よくよく考えてみると単純に業界にしがらみを持たず既得権も存在していない、不動産の不労所得もない純然たる米穀店経営が確立できているからだと解釈できました。ちなみにこんなこと書けるのもその立場のおかげかと思います。

どの業界でも発展には古い体質の既得権は大きな障壁になります。慣例に風穴を開けるためにも組合は保身に走らずマイスター制度を一般受講可能にすることで学びたい人の垣根が無くなり広くお米の知識を得られる人が増えるでしょう。お米に対しての認識力が高い一般の人が増えれば業界も意識向上しなければならなくなり、やがて日本の農業を発展させる社会貢献活動につながっていきます。そして新規にお米業界へ参入する人を増やすきっかけになるはずです。その折りにはしっかり利益が出せる経営と競争原理により日本の農業を支える魅力的な米穀店営業が実現で来るかと思います。

個人情報は破かずに字を消すスタンプ式

2018年5月 7日
個人情報は破かずに字を消すスタンプ式

毎日、不明な封筒やハガキが郵便受けに入っています。中には届く可能性のあるものもありますが、ほぼ頼んでいない会社のものです。シニアの場合は保険、不動産、墓苑など。
個人情報がどこかから漏れてるわけですが、昔は電話帳や卒業名簿が売買されていたし、第一、表札に住所・氏名が入っていましたから(古いものはそのままです)、しようがないといえばしようがないです。
それでも、詐欺や窃盗、ストーカーなどがあるので、宛名・住所の処理は必要でしょう。

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