自然派ワインの造り手
ヴィエイユ・ジュリアンヌ〜その2〜

2014年12月19日
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wine1.jpg ジャンポール・ドーマンは3年前より、コート・ド・ローヌ、リラック、ジゴンダスのワインを造っている。
元研修生だった若者の畑から収穫された葡萄を買いパップと同じジャンポール流にて醸造している。これは若者達も実家は葡萄栽培農家でありジャンポールのもとでせっかく無農薬栽培を学んで自分の畑で実践しても普通の農協へ持っていけば農薬まみれの葡萄と一緒にされ、買い付けられる価格も叩かれてしまっている状況を変えようという考えからはじまったプロジェクト。
いい葡萄であれば農協より高く買いとってジャンポールがワインを仕込む。
ジャンポールの繊細さとそれぞれのアペラシオン(原産地呼称)の特徴が表現されている逸品。世界で引っ張りだこのジャンポールが手掛けたリーズナブルなシリーズ。力強さと繊細さを兼ね備えたワイン。


wine2.jpg ヴィエユ・ジュリアンヌのシャトー・ヌフ・ド・パップは主に石灰岩質の瓦礫が混ざる赤粘土質土壌でできている。表土は砂利質の土壌が多く、日中は温かさを蓄え、夜間に熱を発散して果実の成熟を助ける。区画は日差しに適した丘の中腹にあり、充分な日照量を得ることができる。
また同時にこの地区ではめずらしい北向きの畑であるため、夏の暑さが厳しいコート・デュ・ローヌ地方でもフレッシュさを残すことができ、ワインに"フィネス"と呼ばれる繊細さを与え、バランスのとれたワインが生まれる。
ここが他の生産者と違うところだ。濃い色調で花の香りとスパイシーな香りが一体となっており、果実の凝縮感もたっぷり。よくこなれて丸いタンニンが甘ささえ感じさせる。じっくり抽出された旨味がワインに豊かな果実味とボリューム感を与えている。力強いが、エレガントで品格のあるワインだ。


wine3.jpg リュー・ディ・クラヴァンは樹齢100歳の古木が多い。1905年にドーマン家がこの地を手に入れた時からある区画「クラヴァン」のブドウからなる。
細かなタンニンが素晴らしい。芸術的粒子の細かさ。しっかり熟した果実の香り。
口当たりは優しく、スケール感もあり、素直に美味しいと感じられる味わい。ミネラルもたっぷりで背骨がビシッと通っているが、強く押す感じはなく、曲線的でしなやか。飲み口が心地良く、一流ワインの風格が漂うエレガントなワイン。


ジャンポールを見ているとワインはやっぱり人だと思う。何事にも謙虚な姿勢で探求心をもって磨き続けるジャンポールだからこそ可能なワインのスタイルだ。東北沖地震の時は、自分達が災害にあった時の為に保管しておいたワインをすべて義捐ワインとして提供してくれた義理人情の深い人である。

「義」は高倉健ともに消え、「仁」は菅原文太とともに去って行く

2014年12月16日
「義」は高倉健ともに消え、「仁」は菅原文太とともに去って行く

高倉健さんが人気を不動のものにしたのは、「昭和残侠伝」シリーズだった。60-70年安保闘争の渦中で、若者たちは、理不尽な相手に我慢の限度を超え、ついに殺気を帯びて挑んでいく健さんに胸をかきむしられた。

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「義」は高倉健ともに消え、「仁」は菅原文太とともに去って行く

記事提供:社団法人東京都トラック協会

「おむすび」と「おにぎり」どっち?

2014年12月15日
「おむすび」と「おにぎり」どっち?

「おむすびころりん」と言えば日本昔話。
しかし猿蟹合戦では「おにぎり」と出てきます。

「おむすび」と「おにぎり」。
物は一緒なのになぜ呼び方が違うのでしょうか?
あまり深く考えたことないですよね。
かく言う私もその一人でした。

今年の3月末、当店の改装をきっかけに新たに「おにぎり」の販売を始めました。
改装中、近所に住む作家さん(御得意様)が、
「おにぎり屋さん始めるの?でも"おにぎり"は造語だからね。"おむすび"と言う言葉を使いなさいよ。なぜなら、この言葉には日本人にとって大切な意味が込められているから!」

私事ですが、一応、フリースクール上田学園で日本食文化の講師、ニューロカフェ吉祥寺主催の「ごはんの時間」では食のイロハを話すセミナーの講師を行っている以上、勉強不足では面目が立ちません。

ありがたいことに、その作家さんから古事記から通ずる日本人の精神が「おむすび」だとご教授いただきました。

「おにぎり」と「おむすび」、諸説ありますがどちらが正しいという議論はナンセンスなのかもしれません。
しかし、あえて言わせていただければ日本人として知っておくべき言葉、そして食文化は国が歩んできた歴史と直結する大切な営み、それを象徴する言葉が「おむすび」。

ならば、日本人である以上しかもお米に携わる仕事をしている者ならなおさら「おむすび」と言う言葉を使わないと!次世代への食文化は継承できませんからね。

ということで、次回のお米と暮らしで諸説を検証してみたいと思います。お楽しみに。