自然派ワインの造り手
「オリヴィエ・クザン」

2017年10月24日
自然派ワインの造り手 「オリヴィエ・クザン」

フランスのロワール地方の中にアンジュ・ソミュール地区とういワイン生産地がある。
ここでは赤はカベルネ・フラン、ガメイ、グロロ。白はシュナンブランを主に栽培されている。一般的には軽やかで安いワインが多くパリのビストロでもよく使われるワインだ。
自然派ワイン好きならこのアンジュ・ソミュールという地区は美味しいワインを造る生産者が多く日本にもたくさんのワインが輸入されている。その中でもオリヴィエ・クザンといえば大御所クラスの生産者。MARTIGNE BRIAND村にて、ぶどう栽培、ワイン造りを行っている。

BioWine_sub1根っからのナチュラリスト!!
太陽熱でお湯を沸かし、自らひまわり油を精製して車を走らせるように改造。最近ではひまわり油も資源の無駄と廃車にして馬を使って移動しているとか。

若き日はヨットで無寄港で世界1周。

畑の耕作は愛馬で耕す。これは畝の土を耕すことで酸素を送り込んでやるため。トラクター等を使うと畝間の多くの部分をトラクターの重みで土を圧縮してしまう。馬であれば圧縮して硬くなる部分が少なくて済むとうメリットがある。


BioWine_sub2祖父から畑を受け継いだが祖父の時代は、除草剤も、化学肥料もなく、人間が全て手作業で畑を耕し、ぶどうを育てていた。醸造も、自然酵母で発酵、酸化防止剤などはないので、健全なぶどうを収穫することが、ワイン造りにおいて、何より大切だった。その、ワイン造りをオリヴィエは、そのまま続けている。収穫もまた手作業にこだわる。手作業の収穫には人手が必要になり多くの人で分担して作業をすることでみんなが少しづつでも収入を得て仕事が出来る。これを機会でやってしまうと効率化の名のもと人間が必要なくなってしまう。みんなで仕事を分かち合うこと、生活を分かち合うことが重要なのだという。

BioWine_sub3 ワイン造りの学校にも通ったが、『何も学ぶ事がなかった!』とか、近隣の自然派生産者マーク・アンジェリクやクルトワなどと意見を交換しながら、彼にしか出来ない独特の世界を持ったワインを造る。


ワイン

●ピュア・ブルトン 赤 2016)

BioWine_sub4 1966年にオリビエが植えたカベルネ・フラン100%

テロワール:粘土石灰質
収穫量:35 hL / Ha
醸造:20日間のマセラシオン・セミ・カルボニック(エグラパージュ)
熟成:6か月間のタンク熟成
SO2使用:無


●ル・フラン 赤 2015

BioWine_sub51947年にオリビエの祖父が植えたカベルネ・フラン100%

テロワール:粘土石灰質
場所:『ラ・ピエス・オ・ゼパングル』という区画の上のほう
収穫量:25 hL / Hav 醸造:エグラパージュ100% - 43hLの樽内で30日間の醸造期間 - フラージュ
熟成:18か月間の樽熟成
SO2使用:無


●Yamag ガメイ 赤 2016

BioWine_sub61966年に植えたガメイ100%

テロワール:砂利(大雑把な砂)
収穫量:15 hL / Ha
醸造:マセラシオン・カルボニック
熟成:6か月間の樽熟成
SO2使用:無


BioWine_sub7 https://item.rakuten.co.jp/shinkawa/c/0000000134/


Profile

竹之内 一行(たけのうち かずゆき)

竹之内 一行 (たけのうち かずゆき)

1968年10月生まれ 神奈川県出身。横浜商業高校卒後、レストラン&バーでの修業、
1993年約3週間ヨーロッパへ食べ歩きの旅行をきっかけにワインに興味をもつ。
1996年日本ソムリエ協会ワインアドバイザー修得。その後も都内ワインスクールにてテイスティングの勉強を重ねる。2000年再度渡仏の際に教科書やワインスクールでは、知ることができなかった自然派ワインや地元でしか流通していない真のお宝ワインがあることに興味を持ちはじめ毎年渡仏し現地生産者等と交流を深める。現在、父親が始めた酒販店「エスポアしんかわ」代表。都内等ワイン飲食店にワインの卸や初心者のためのワイン講座等も行っている。

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