メディカルモール たまプラーザ
「産婦人科クリニック さくら」

2013年3月11日

今回は、産婦人科という立場から、来院される女性の育児環境にまで目を向けた地域医療に取り組んでいらっしゃる、"メディカルモール たまプラーザ"の「産婦人科クリニック さくら」にて、院長の桜井明弘さんにお話を伺いました。

――産婦人科クリニック さくらの特長を教えてください。
産婦人科は、女性の思春期から、一生を通して関わっていく科だということに魅力を感じています。
昔から産婦人科に行くことに負い目や不安を感じる女性が多かったと思うのですが、そんなイメージをつけたくないと思っています。当院へ来て、「救われる」「良くなる」「楽しくなる」と思ってもらえる、そんな地域のかかりつけドクターでありたいと考えています。また、当院は青葉区に2施設しかない体外受精の治療ができる産婦人科でもあります。

――よく体外受精の治療を止めてから子供ができたと聞くことがありますが。
そうなんです。体外受精は月に30〜40万くらいの高い費用がかかります。それで、ちょっと治療を休んでみたら妊娠して、あんなに高いお金を払うんじゃなかったという場合がありますが、体外受精の治療は、基本的にはホルモン療法で、普通の状態よりも多くホルモンを投与することで、一時的に卵巣機能が改善した状態になります。その結果、治療を中断した時などに妊娠するケースも少なくないんです。


――胸につけてらっしゃる"子宮美人化計画"のバッチがきになりますが。
これは当院の看護師がデザインしたものなんですよ。これから妊娠を考える方たちに向けたイベントや診療をやりながら、健やかな子宮を保つお手伝いをしていこうという活動です。


――今は、高齢出産も多く、40代後半を過ぎても出産している女性がいた気がしますが。
それはレアなケースではないでしょうか。子宮も筋肉で伸縮しますので、体力が低下し筋肉が衰えると子宮が収縮しなくなります。特に高齢出産になると、出産後の子宮がもとの大きさに戻らなくなることも少なくありません。
今のお母さん達は初産の年齢が遅く、37,8歳で第一子を出産している方も多いので、第2子の妊娠・出産が40歳を過ぎることも多くなっていると思います。しかし年齢とともに、卵巣機能は低下し、不妊になる確率はどんどん高くなっていきます。また現実的には難しいですが、卵子提供を受けて妊娠・出産に望んだ場合も、子宮収縮が悪くなり出産時に大量出血を引き起こすこともあります。


――若い世代の方が安心して子育てができる環境づくりも重要ですね。
そうですね。道路工事を進める前に、まず保育所を作って欲しいと思っているくらいです。共働きの家庭であれば、病児保育も予約で一杯の状況では身動きがとれないと思うんです。今は女性がどんどん活躍して独身の期間が延びていますが、妊娠するために一番いい時期というのは昔も今もあまり変わっていませんから、それをバックアップする機関や社会の仕組みがとても重要だと思います。
そして、学校の性教育についても思うところがあります。私たちの世代は特にそうなんですが、日本の性教育は避妊の為の教育だったように思います。妊娠しない為にはどうしたら良いのかということにあまりにも重点が置かれていたのではないかと。また妊娠することが悪いことであると植え付けられ、これが今の少子化の原因の一つにもなっているんじゃないかと思うんです。だから、もっと子育ての素晴らしさやお母さんになる喜びを教えてあげる性教育の普及を希望しています。
若い世代の人たちに、出産に対する意識を早く持ってもらい、できるだけ20代の元気な時期に妊娠・出産を経験してもらえればと思っています。

妊娠・出産はできるだけ早い方がいいと繰り返しお話下さった桜井先生。それは、お母さんだけでなく生まれてくる子供にとっても大切なことだと痛感しました。その為には、社会全体で子育てができる仕組みができるよう、学生や20代の方、社会の仕組みを作り上げている企業や行政にもっと聞いてもらいたいと思ったお話でした。現在「産婦人科クリニック さくら」では、子宮頚がんのワクチン予防の普及や「健康講座」を、"メディカルモール たまプラーザ"の医師の方々と定期的に無料開催されています。

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・産婦人科クリニック さくら:http://www.cl-sacra.com/
・不妊治療専門サイト:http://www.repro-sacra.com/
・メディカルモールたまプラーザ「健康講座」:http://kouza.mental-brain.com/index.html
・さくら院長のブログ:http://cl-sacra.seesaa.net/

Interviewer

ローズ 麻生 育子(ろーず あそう いくこ)

ローズ 麻生 育子(ろーず あそう いくこ)

東京・世田谷出身。青山学院大学フランス文学科卒業。有限会社ハッピーキューブス代表。サロネーゼカフェプロデューサー。
ラフォーレ・ミュージアムの企画室にて、コーディネーターとして、アートを中心とした数々のイベントの企画、運営に携わる。同時に、パフォーミング・アーツなどの記事を雑誌に寄稿。 その後、元夫であるアメリカ人ジャーナリストのアシスタントとして、海外の新聞メディア業務に携わる。 専業主婦を経験した後、一念奮起し、京都造形芸術大学建築学科に復学、2級建築士の資格を得る。 インターナショナルスクールに通う一人娘のシングルマザーをしながら、ゼロからのスタートでキャリア再開、起業。自身の経験を生かして、玉川高島屋などにて、女性のキャリア・生き方をサポートするイベント("好き"をカタチに)やセミナー(ハッピーライフ塾 通算50回超)を多数開催。
現在の活動は、世田谷ブランドをターゲットにしたイベントのプランナー、企業&個人の&ブランディングコンサルタントを中心に、ラジオの番組構成ライター&パーソナリティ、執筆、ライフスタイルの提案、セミナー講演など多岐にわたる。

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