中食需要は増えているけど「お米が不味い」のはなぜ?

2019年5月15日
中食需要は増えているけど「お米が不味い」のはなぜ?

先日、帰宅時間が遅くなり夕食の準備ができないので仕方なく駅中で弁当を買って帰りました。外で弁当を買う機会があまりないので今と昔を比較できませんはが、お米が不味かった。
昨年の夏、産地視察に向かった時もそうでした。休日早朝に産地へ向かうとどうしても移動時間を多く取られてしまい疲れるので、仕事を終えた夜に新幹線で現地入りしました。車中晩酌しながら弁当を食べたのですが、これまたお米が美味しくない。くず米に分類されるお米が目立ち、割れているお米が多く粒々感が欠け口どけの悪いお米です。
中食弁当にクオリティーを求めてはいけないのかもしれませんが、ここ近年の業務用米動向に変化が起きている症状が現れている証のように思われます。

その背景には、現在のお米相場動向が大きくかかわっています。よって裾物と言われている業務用米の取引相場価格が上がってきているのです。
一番の原因は、昨年の春から秋にかけて天候不順が続き干ばつ状態の産地もあれば、あわよくば大雨で洪水被害になりそうな場所と、かなり極端な天候不順に各生産地の収穫状況が悪く、前年対比の収穫量が80%余りとなっている県が多くあります。
そのせいもあり低価格米だけではなく良質米の産地とされている新潟県でさえコシヒカリが品薄状態、取引価格が高騰しています。もしスーパーなどで新潟のコシヒカリが安く売られていたら眉唾物です。

もう一つが政策によって平成30年産から減反政策が廃止されたことです。その救済措置に飼料米転用の助成金があります。10aあたり55,000円~105,000円と、収量に応じて支払い金額が変わるのですが加工米が20,000円、麦、大豆の転作が35,000円と比べても助成額が高いために飼料米登録する農家が激増。よって安いお米の生産地や品種を生産している農家さんは人より家畜のえさのほうが高収入を得られるといった逆転現象が発生。食用米の品薄状態が続き価格の上がっている要因です。

そもそも、生産構造と流通システムが時代に合わなくなってきているのではないかと思います。そして食品ロスのことも考えれば、損益分岐点で利益を優先する企業経営にも問題があるのではないかと。
業務用は効率を重視するあまり無洗米需要も多くあります。これもまた食味を落とす最大の要因、ますますお米離れを加速させるでしょう。
手間暇かけて栽培されたお米を最高の状態で加工し提供するから美味しお米に出会えるのですが、便利を求める市場ニーズがある限り、まずいゴハンはなくならないででしょう。

日用品がグッドデザインだと街も美しくなる

2019年5月 7日
日用品がグッドデザインだと街も美しくなる

シニア向けのアシストツールは昔からたくさんあります。百均にもあります。ただ、この手の日用品は機能重視で、意匠に気を遣っていません。
引き出しにしまって置かなくていいものがありました。あらゆる蓋を開けるためのマルチツールです。2016年ドイツデザイン大賞とかで、さすがにバウハウスの国、シンプルデザイン。

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