わにのなみだ

2016年8月30日
「わにのなみだ」

「わにのなみだ」
アンドレ・フランソワ さく
いわやくにお やく
ほるぷ出版

変わった形の本
というものが世の中には沢山あって
これもまたそのひとつ
写真に写っているのはケースで
ワニの顔の部分だけ四角く切り取られている
お話を読めばわかるのだけど
このケース
実はワニを捕まえる木の箱
よく見たらEXPRESのシールも貼ってある
ナゼ舌を出しているかって?
それはこのワニがとてもしたたかだから
箱からそっとワニを出すと
裏表紙にワニの顔から前足まで
表表紙に胴体から後ろ足まで
尻尾なんて描ききれず更に表紙をめくったその裏に描かれている
ながーーーいワニ
エジプトのナイル川から
歯ブラシ代わりの小鳥と一緒に街にやって来た
ナプキンをつけてみんなと食卓を囲んだり
子どもを乗せて学校に行ったり
たまに尻尾を踏んだおじさんのおしりに噛み付いたり
そしてうそっこの涙をさめざめと流したり
最近こういう凝った作りの本や
大きなサイズの本などは中々出版されなくなって来た
本が売れない世の中から
真っ先に淘汰されるのはこういった本
何せ作るのにお金がかかる
吉祥寺から全国に良質な本を届ける
1人出版社
夏葉社の島田さんが
新刊「移動図書館ひまわり号」の納品の際に言っていた

四六版からA5やB5にサイズを上げるだけでかかるお金が物凄く変わってくる
だから大きい本を見るだけで無条件に凄い!と思ってしまう


こういったこだわりの本はもう
そう簡単には出て来ないのだろう
内容にしたって
自己啓発本が飛ぶように売れる時代
絵本に期待されるのも
読んで文字や何かを覚えたり
感動したり
わかりやすい結果を生み出すことになって来る
だからこういう
お金もかかるし
起承転結も
感動のストーリーも
あっと驚く展開もない
絵本としては最高の
ナンノヤクニモタチヤシナイメイサク
というものには
なかなか出会えないのだなと思い
この本を余計愛おしく思うのです

ルーマニア出身
アンドレフランソワ
1979年発行
「わにのなみだ」
フランソワ・バチスト氏がご紹介いたしました

自然派ワインの造り手
「ヴィニヴィオ」

2016年8月26日
自然派ワインの造り手 「ヴィニヴィオ」

まだまだ暑い日が続いておりますが、暑い日に最高に美味しいワインの一つにポルトガルの「ヴィーニョ・ヴェルデ」というワインがあります。ポルトガルの最北部、スペインとの国境付近のミーニョ地方で産する微発泡で軽快かつ爽やかなワインの総称です。ヴィーニョ・ヴェルデを直訳すると「緑のワイン」となりますが、若々しいという意味でこう呼ばれています。殆どの生産者のものが日本の大手ビールのごとくゴクゴクと飲むスッキリでニュートラルな味わい。キーン冷やして喉ごしを楽しむ大量生産型ワインなのですが最近量から質へ転換する生産者が現れてきました。

BioWine_sub1

その先頭に立つのがこの「ヴィニヴィオ」。ヴィニビオは志を同じくする 4 ⼈人のブドウ栽培農家が、誰もが楽しめる価格帯で本当に良いヴィーニョ・ヴェルデを造ろうと一緒に共同組合を起ち上げました。共同組合と言っても一般的な量を造るものではなく、これまで大手生産者にブドウを売ってきた小さな情熱ある農家がワイン造りを共有することが目的。
4人のうちの1人、フェルナンド・パイヴァはビーニョ・ヴェルデだけでなくポルトガルでビオディナミのパイオニア的存在。彼が先頭に立ち、2010年に初ヴィンテージとし南東部のアマランテ村で「ミカ」というワインを造ります。


BioWine_sub2フェルナンド・パイヴァはニコラ・ジョリーやピエール・マッソンの影響を受け、ビオディナミを独学、自分の環境に合わせたやり方で実践しています。ヴィーニョ・ヴェルデ出身で、代々ブドウ栽培農家出の彼は、同地でブドウを栽培・販売していましたが、2004 年年から自身のプロジェクトも持ち、鶏や羊を飼い、ワインの保管セラーでは不自然な振動や波長を避けるため、電気を使わずランプのみという徹底ぶり。自然に即した生活をする彼の考えはミカにも反映されており、ピュアで力のあるワインです。小規模で自然派の考え方の造り手はポルトガルではまだまだ僅かで、認証を取得しているのは更に僅か。


彼らが造る「ミカ」という名のヴィーニョ・ヴェルデが出来るワインの畑は標高300mと高く、大西洋から40kmほど内陸で降雨量が他エリアより低く、より痩せた石ころの多い花崗岩質土壌の区画です。ミカとは雲母のことで、土壌の高い割合を占め、ワインに際立つミネラルを与えてくれます。川を伝ってもたらされる大西洋からの風、痩せた花崗岩質により酸度も高くよりミネラリーなワインになります。
ミカはその驚きのコストパフォーマンスの高さから世界中から注目され、最近ではリリース前に完売とのこと。見つけたら飲んでみてくださいね!

BioWine_sub3 ワイン名:ミカ DOヴィーニョヴェルデ
生産者:ヴィニヴィオ
品種 : ロウレイロ 60%、アサル 10%、トレイシャドゥラ 30%、アルバリーニョ 10%
生産本数 : 7,500本


電気炊飯器の選び方

2016年8月15日
電気炊飯器の選び方

日本の家電はよくできています。その中でも電気炊飯器は日本のお米文化から生まれた正真正銘のガラパゴス家電。しかし最近では海外の方も電気炊飯器を持っているらしく、来店される旅行者やビジネスマンに尋ねると「メイドインジャパンのライスクッカーは最高だ」と言います。日本の電気炊飯器は壊れないし、とにかく美味しく炊けるそうです。炊くという調理方法は日本独特で、お米のでん粉を芯までふっくらと炭水化物にする事によって、人が消化吸収するのに一番適している状態に調理してくれます。粒食文化の日本人なら普通すぎて深く考えた事がないかもしれません、だからこそ失敗しない買い方を知りたい!と思うのは真情ではないでしょうか。

おいしくお米を炊くには

さて、炊飯器を買う時の基準は、どの炊飯器が一番お米をおいしく炊けるのかではないでしょうか。ただ「おいしい」という言葉はかなり抽象的な表現なので嗜好が強く表れます。その幅広い消費者ニーズに応じた結果が販売されている炊飯器の種類の多さにあるのだと思います。
そこで「おいしい」をもっと具体的な言葉に言い代えて「弾力が強い」とか「粒が大きい」「粘りが強い」なんて考えていくと、自分自身の具体的な「おいしい」がはっきり見えてくると思います。貴方の「美味しい」を「好き」という表現に置き換えて、それに適している品種をまず見つけ出す事が先決です。お米の性質は、軟らかいor硬い、粘りが強いorサッパリしている大まかにこの4つのカテゴリーで分類できます。「美味しいお米」の要素を10で細分化すると、お米の品種、3お米の産地、栽培方法3、炊き方4になると思います。

お米の品種が選べたら

その性質を踏まえ、自分の生活スタイルや家族構成を考慮する必要があります。家族の人数、炊く時間、使用頻度、保温時間、炊飯以外の性能が必要か、ですが一番重点を置いて欲しいのが1回に炊く量です。3〜4合炊く場合は5合炊きの炊飯器、6〜8合でしたら1升炊きが最適です、炊飯器容量の8割位の量が一番いい状態に炊きあがると思ってください。その次は内釜の厚さです。内釜が厚いとじっくり熱が伝わり高温を保持し保温効果もあるのでお米がふっくらと炊きあがります。あとは価格、数十万円から数千円まで幅広くあるし、様々な材質や特殊機能が備わっていて何を選んでいいのかわからないと思います。ですので、目安としては、厚みのある内釜にタイマーがついている炊飯器。これで十分です。ちなみに我が家の炊飯器は、タイマーついている炊飯器の中で一番安いものです。お米の性質がダイレクトに現れるので様々な品種を食べ比べるのにとても重宝します。高額な炊飯器だとどれでも同じように美味しく炊けてしまうと思うので、料理が好きな方にはソコソコの炊飯器のほうが面白いかもしれません。参考になりましたか?