SEASONS

2016年5月25日
「SEASONS」

「SEASONS」
John Burningham

邦題は「はる なつ あき ふゆ」
ガンピーさんのシリーズなどで有名な
ジョン・バーニンガムさんがおくる
まさに大人のための絵本
「はるになったら」で始まり
次の春がやって来るまでの一年間
水面にたつ波紋や
夕暮れに巣に帰る鳥たち
それぞれの季節の一番美しい瞬間を
バーニンガムの絵筆で切り取り
さらには季節に一枚
43×54センチの巨大なポスターが添えられ
見る
眺める
なでる
たたまれたポスターをひらく
立ち上がる紙の匂い
しばし時間を忘れ
ジョンバーニンガムという絵本界の巨匠の才能と
真正面から対峙する
贅沢な一冊

僕の子ども時代の本棚にもあったけれど
案の定
全く興味を示さなかった一冊
でも
その時代の僕にはまらなかっただけで
今こうしてこの本を手にして思うことは
子ども時代に本棚にこの本がなければ
今こうしてこの本と再会してもスルーしていたかもしれないわけで
結局のところ
本棚にその本があった
ということが大事で
ああこの本好きで良く読んだなあ
という思い出と同じくらい
ああこの本本棚にあったけれど
全く読まなかったな
という思い出も大切なんだろうなということ
それはCDやレコードを
アルバムで買う感覚と似ていて
アルバムの3曲目の
普段は全く聴かない曲に
恋愛した時だったり
年齢だったり
それこそ「SEASONS」
季節の変化だったり
ふとした瞬間にもの凄くはまってしまう
あの嬉しい発見

今聴きたいシングルをiTunesなどでダウンロードする方法では
決して辿り着くことのない
喜びや発見が
本棚の作り方にも当てはまるのではないかな
と思うのです
移り変わる4つの季節を
贅沢に閉じ込めた一冊
ジョンバーニンガム
「SEASONS」
フランソワ・バチスト氏が
ご紹介いたしました

自然派ワインの造り手
「ラ・ヴィーニュ・デ・ペロン」

2016年5月20日
自然派ワインの造り手 「ラ・ヴィーニュ・デ・ペロン」

フランス・南東部のサヴォワというスイスやイタリアの国境付近のワイン産地でとんでもなくピュアでエレガントなワインを造る蔵がある。ラ・ヴィーニュ・デ・ペロンだ。造っている男の名はフランソワ・グリナン、元ピアニストだ。
非常に生産量が少なく自然派ワイン愛好家は見つけたら買うという今ではとてもレアなワインとなっている。

BioWine_sub1 ヴィル・ボワ村は山間部へと続く渓谷にあるため、ぶどう畑は標高約250mの斜面に点在します。この地は夏でも夜間は冷涼な風が吹くため、ワインにフレッシュ感が生まれます。
ピノ・ノワールが植わる「レ・ゼタップ」の区画は、コート・ロティの畑のように歩くのでさえ大変な急斜面。畑の周りは季節の草花が、絨毯のようにさまざまな色の花を咲かせています


醸造面では培養酵母や酵素は使わず、補糖や清澄、濾過もしません。
現代では当然となった醸造技術や人的介入を控えたワイン造りをするには、有機栽培で育てた健全なぶどうが必要です。例えば合成化学物質の農薬を使ったぶどうには野生酵母が少ないため、酵母添加しなければ発酵が安定しない場合があります。有機栽培のぶどうは野生酵母の数が多く活力があるため、作柄が不安定な年でも問題なく発酵が進んでくれるようです。

BioWine_sub2 また、亜硫酸を使わずに発酵から熟成まで進めますが、できる限り空気と接触させずに造る必要があるため、ワインが還元状態に陥る可能性が上がります。その可能性を下げるためには、ぶどうが育つ段階から考えなければなりません。堆肥が多すぎると地中の窒素量が増えて還元しやすくなりますし、反対に少なすぎると発酵の妨げになってしまうようです。


ワイン

BioWine_sub3 〇セレーヌ・ブランシュ
品種はルーセット100% 。樹齢約10年。ヴィル・ボワ村のLe Perron(ル・ペロン)地区にある自社畑で石灰質の岩が崩れ落ちて堆積した土壌。0.3Ha。認証は取得していないがビオロジック栽培。ぶどうを圧搾後、木樽にて1.5ヶ月、12〜15℃の温度で発酵。228L容量の6年樽にて12ヶ月熟成。ノンフィルター。SO2は、発酵と熟成中のいずれも使用せず。やや酸化的ニュアンスがあるがカリンや杏の黄色い果実の風味が豊かでボディがあ厚みのある白ワイン。


BioWine_sub4 〇エルミチュール
品種はガメイ。樹齢約25〜30年。蔵があるヴィルボア村(標高250m)でビオロジック栽培される0.6Haの区画。石灰質の岩が崩れ落ちて堆積した土壌。
50Hl 容量の木製トロンコニックタンクに房を丸ごと入れて、1日1回ルモンタージュしながら発酵と共に2週間マセラシオン。発酵中の最高温度は30℃。その後、6年樽にて12ヶ月熟成。ノンフィルターで、木樽から直接ビン詰め。SO2を発酵と熟成中のいずれも使用せず。
ワイン名には「人里から離れた、隠遁生活をする」という意味があるが、この区画は雑草が多く茂っており、除草剤を使う周辺の栽培家から「手入れが悪い」=「エルミチュール」と呼ばれている。蔵元が所有する区画で、25〜30年前に家族が植樹し、フランソワが引き継いで栽培しているぶどう。赤い果実の風味がとても心地よく華やかだが過度ではなくエレガントかつピュア。軽やかではあるが薄くはなく出汁の旨みのようなワイン。


BioWine_sub5 〇エタップ
品種はピノ・ノワール。樹齢10年。ヴィル・ボワ村にある0.8haの区画。南西に傾斜しており、日照に優れる。石灰質の岩が崩壊した土壌。認証は取得していないがビオロジック栽培。樹齢は約10年。木製のトロンコニックタンクに房を丸ごと入れて、1日1回軽くピジャージュ。30℃以下で発酵させながら2週間マセラシオン。その後、5年樽にて9〜12ヶ月熟成。ノンフィルターで、木樽から直接ビン詰め。SO2を発酵と熟成中のいずれも使用せず。とてつもなくエレガントでピュアな液体。繊細で高貴な果実の芳香。ブルゴーニュの超高級ワインにも負けない満足感。


BioWine_sub6 〇ペルサンヌ
品種はモンドゥーズ。樹齢25〜30年。ヴィルボア村にある南西向きの0.5haの区画。石灰質の岩が崩れ落ちた土壌。認証は取得していないがビオロジック栽培。標高250m。石灰質の岩が崩れ落ちた土壌。木製のトロンコニックタンクにて房丸ごとを30℃以下で発酵、そしてマセラシオンを含めて2週間。228L容量の6年樽で12ヶ月間熟成。ノンフィルターで、木樽から直接ビン詰め。SO2は、発酵と熟成中のいずれも使用せず。ペルサンヌ」とは、この地方でペルサニュと呼ばれるなど、多数の類義語を持つモンドゥーズの呼び名の一つ。「ヴァン・ド・フランス」では品種名を名乗ることはできないため、類義語を用いて品種を呼ぶ手段とした。晩生品種であるモンドゥーズにとって、この年は成熟後期の天気に恵まれたお陰で風味の表現力がよても豊か。心地よい果実味とタンニンがあってきめの細かな味わいです。軽快な口当たりながら、舌の上に旨味と甘みを残しながら酸主体の果実味がとても心地よくついついまた一杯と手が伸びてしまいます。


みんなが五月病になるとき

2016年5月18日
みんなが五月病になるとき

かなり以前から、五月病は東京大学生しかかからない病気だと思っていた。
度の強い眼鏡をずり上げ、勉強勉強また勉強。黒いズボンに白いシャツ、姿勢が悪く猫背で歩く。スポーツはだめ、映画も見ない。女の子にあまりもてない。――これは筆者のコンプレックス的偏見かも知れないが――、ついに日本一難しい大学に入って、卑屈なほどの勉強から解放された、あとは無事卒業

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【 みんなが五月病になるとき】

記事提供:社団法人東京都トラック協会