セシのポサダの日

2015年12月24日
「セシのポサダの日」

「セシのポサダの日」
マリー・ホール・エッツ&アウロラ・ラバスティダ 作
田辺五十鈴 訳
冨山房

クリスマス
バーバパパもクリスマス
ババールもクリスマス
マドレーヌも
パディントンも
みんなみんなクリスマス
普段絵本とは関わりがない人でも
ふと手に取りたくなる
そんな素敵な本がたくさん溢れる季節
その中から一冊を選ぶのは
かなり楽しい作業
妹の名前の由来となった
「こうさぎましろのおはなし」は勿論
王道のブルーナ
「クリスマスってなあに」や
原画展も最高だったホフマン
「クリスマスのものがたり」
トールキンの
「サンタクロースからの手紙」も素敵だし
結末にあっと驚く
「ボクは知っている」なんてものもある
なにせ絵本の古本屋MAIN TENTでは
古本屋の利点を最大限に生かし
150冊ものお気に入りのクリスマス絵本を揃えてみたのだから
どの本もみな
わたしのツリーを見て!
わたしのサンタの表情はどう?
こんな結末想像出来た?

我も我もと自己主張してくる
そんな可愛い絵本たちの中から今回は
絵の美しさ
おはなし
どちらも目一杯愛おしい
メキシコのクリスマス絵本
「セシのポサダの日」
をご紹介
アメリカで最も名誉ある絵本の賞
コルデコット賞に輝いた名作
作者は「もりのなか」で有名なエッツとアウロラ・ラバスティダ
愛おしい理由まずはその色
アイボリーの背景をベースに
メキシコのクリスマスの日常が
黄色

ピンク
オレンジ

茶色

これらの色のみで
色鉛筆で柔らかく描かれている
特にピンクと黄色の鮮やかなこと
メキシコの花
その花からとられた染料で染められた民族衣装
花と同じ色の服
果実と同じ色のカーテン
考えてみたら当たり前なことなのだけれど
このスカートの色はあの花から採れた染料で染めたのよ
なんてことが日常としてある景色
そんな美しさに安らぐ絵
そこに胸がきゅっとなるストーリー
セシは幼稚園に通う女の子
ポサダはメキシコのクリスマス行事
庭に吊るされた
お菓子の詰まったピニャタを
みんなで目隠しをしてスイカ割りのように
バシバシ叩いて割る
一年に一度の特別なパーティー
それがポサダ
今年は初めてやってもらえることになったセシ
しかもなんと自分のピニャタで
セシのピニャタでセシのポサダをする
そのクリスマス前のわくわくする日々を
幼稚園に入りたてのちいさな女の子の目から見える世界を通して
丁寧に描いた作品
ちいさくたって
ちいさなあたまのなかでいっぱい考えている
ちいさくたって
ちいさなこころのなかでいっぱい感じている
大人の高さでしか見えない景色もあれば
子どもの高さからしか見えない景色だって当然ある
公園の池のアヒルは寒くないかと
冷たいお風呂に入ってみて悲しくなったり
沢山吊られたピニャタたちと会話したり
ちいさなこの
ちいさなこころのゆれを
豊かな観察と
鮮やかな色彩で描いた傑作
ラストの思わず本から目をはなし
夜空を見上げたくなる展開のあたたかさまで
文句なしの
メキシコのクリスマスのおはなし
「セシとポサダの日」
フランソワ・バチスト氏がご紹介いたしました

自然派ワインの造り手
「ドメーヌ・モス」

2015年12月21日
自然派ワインの造り手 「ドメーヌ・モス」

オーナーであるルネ・モスと妻のアニエスは、1987年からトゥール市内でバーを兼ねたワインショップを営んでいた。1993年ワインショップを閉め、ワインをつくる世界に転身を図る。1994年、彼らはアンボワーズにある栽培醸造の職業訓練学校に通いワインづくりの基礎を学ぶ。この時、彼らに教えた先生がティエリ・ピュズラとクリスチャン・ショサールだったそうだなんとも豪華な面々。1995年学校を卒業したルネは、ポワティエから30km北東に上ったボセイ・シュール・クレーズという小さな村にあるワイナリーに入り、翌年には初めてのワインを仕込む。当時、最も懇意にしてくれた村近くでレストランを経営するジャッキー・ダレス氏の協力や紹介もあって、ルネは1997年研修の場をブルゴーニュに移す。ブルゴーニュに移った彼は、ドメーヌ・テヴノやフランソワ・ミクルスキ、ドミニク・ドゥラン、フレデリック・コサール等に出会い精力的にワインを学ぶ。1999年ジョー・ピトンが奨めてくれたサン・ランベール・デュ・ラティ村にあるドメーヌを引き取り、妻のアニエスと2人でドメーヌ・モスを立ち上げる。

BioWine_sub1 ルネ・モスとアニエス


彼の所有するブドウ品種は、シュナン、カベルネソービニヨン、カベルネフラン、グロロ、ガメイで、樹齢は7~65年。「美味しいワインは完熟したきれいなブドウを収穫することから始まる!」をモットーにワインづくりに励む彼らは、多様な微生物が繁殖する生きた土壌作りに余念がない。特に畑を深く耕すことに重点を置き、その他には農薬を使用せず抗体の強い完璧なブドウを手に入れる方法としてビオディナミを取り入れている。

彼のワインはリリース当初から飲んでいるが当時は酸化のニュアンスが時としてかんじられたりしていたのだが今も当時と醸造方法等に変化はないとの事。最近のワインは洗練されていて上品さに磨きがかかっている。ルネ氏曰く「畑を毎年丁寧に耕しているだけ!」なのだとか。10年で畑と土壌、そしてブドウの質の向上がワインの品質向上につながっているという。よい葡萄を収穫できればよいワインが出来る。とっても当たり前なことのようだ。しっかりと耕せばその分出来上がったワインも体力がついていて、酸化に対する免疫力も以前に比べて随分と向上しているのを感じているそう。

BioWine_sub1 ビオディナミの実践と土を耕した効果がようやくブドウに反映された証拠だと彼は考えている。彼の住む村には55のワイン生産者がいてその内ビオ農法を実践している生産者はたったの5人しかいないそうだ。「残りの大多数の生産者は土を耕すこともせず、畑はまるでコンクリートのようだ」と地質学者のクロード・ブルギニヨンの言葉を例に出し嘆くルネ...。(クロード・ブルギニヨンは農薬を乱用するブドウ栽培家に対し「フランスにはサハラ砂漠よりも微生物の少ないブドウ畑がたくさんある」と警告を発した。


BioWine_sub1 本来、畑の環境が良ければブドウは健全に育ち病気に対する免疫力もつく!」そう信じているアニエスとルネは、ドメーヌを立ち上げてすぐにビオディナミ農法を取り入れる。昔から彼らはホメオパシーに興味があり、ブドウの樹に抗体をつけるという延長線上でビオディナミに興味を持ったという。ビオディナミの効果は、実際、数字では計ることができないが、それでも肌では感じているようだ。


テンダネス 先日の35種の試飲会で人気No.1であった「テンダネス」


レ・ボンヌ・ブランシェ 上級キュベ「レ・ボンヌ・ブランシェ」
シュナンブランの素晴らしさが良く表現できているといつも感心させられる!


いまこそ歌え! クリスマス キャロル

2015年12月17日
いまこそ歌え! クリスマス キャロル

1843年にディケンズが書き、ベストセラーになって以来、何度も映画化された「クリスマス キャロル」。小学生のころ課外授業で見せられて、怖い思いをしたことを覚えておられる方も多いだろう。

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【 いまこそ歌え! クリスマス キャロル 】

記事提供:社団法人東京都トラック協会