フランスワインの過去・現在・未来 その2

2015年4月24日
フランスワインの過去・現在・未来 その2

フランスワインの過去・現在・未来 その2

【2000年代】
濃縮感からフィネス(上品さ)を求める時代へ
ヨーロッパ統合による影響―農協ワインの不振・農協の倒産激増

超ブランドの特級グランクリュは輸出に活路(ロシア・中国など新興国)
地球温暖化現象の表面化による自然回帰への指向

★自然派ワイン醸造家の急増― 自然派ワイン醸造家への嫉妬からくる迫害行動
★自然派醸造元の組織化の確立(ディーヴ・ブテイユ)
★自然派ワインが大統領の晩際会など公の世界に登場
★ポスト・グランクリュの醸造家や美味しいワインを造ろうとする醸造家が自然な形で自然派に醸造テクニックを駆使したスタンダード化ワインと自然派ワインの2極化

【2010年〜現在】
ハイパー、スーパーの乱立時代、本格的ワイン導入
フィネスからビュバビリテ(飲みやすさ)フィネス・濃淡の次元を昇華した調和

自然派ワイン・ビストロの急増と繁栄

ミッシュラン星付きレストラン、世界ランキング・レストラン(NOMAなど)の自然派ワインの導入
 自然派ワインが表舞台へ本格進出
 自然派組織の細分化現象―地方別組織・醸造別組織・認証団体別等自然派が増え続ける。
 新人類の登場―今までの自然派と接触のない自然派
 世界の成金人口むけ超有名グランクリュマーケットは快調と混乱

【未来】
地球環境の変化と世論の変化に対応せざるをえない状況が表面化
スタンダード化した醸造家とグランクリュ醸造元も含めて自然志向が始まっている
農業を限りなく自然にして醸造は思い切りテクニックを使う両刀使いも登場
ニセ自然派ワイン、まずいBIOワイン、まずい自然派が急増して渾然一体となってくる。

ビュバビリテ(飲みやすさ)ワインを造るグレゴリー・ギィヨーム ビュバビリテ(飲みやすさ)ワインを造るグレゴリー・ギィヨーム


新人類自然派ワイン生産者 「ラ・プティト・べニューズ」のフィリップ・ヴィエス 新人類自然派ワイン生産者 「ラ・プティト・べニューズ」のフィリップ・ヴィエス


マネー&ビューティ 富と美 【ポッティチェリとルネッサンス】展

2015年4月17日
マネー&ビューティ 富と美 【ポッティチェリとルネッサンス】展

ポッティチェリといえば、誰でも知っているのは「ヴィーナスの誕生」だろう。写真1のヴィーナス像は、その絵から「美の女神」だけを取り出した「恥じらいのヴィーナス」と呼ばれているものだ。ポッティチェリは女性の美しさを描くことにかけてはナンバーワンの人気者で、

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マネー&ビューティ 富と美 【ポッティチェリとルネッサンス】展

記事提供:社団法人東京都トラック協会

「お花見」と「稲」の関係

2015年4月15日
「お花見」と「稲」の関係

春の訪れを感じさせてくれるのが桜の開花ですよね。肌寒さを若干感じつつも羽織る枚数が少しずつ減るのがこの季節。閉塞感から体が開放され散歩に出かけようか、そんな活動的な気分にもさせてくれる。花粉症の方には厄介かもしれませんが、紺碧の空に重なる儚い桜色はそんな鬱憤も晴らしてくれる瞬間ではないでしょうか。

そして宴の口実に欠かせない「お花見」。その開花の短命さと人生のはかなさになぞらえ、桜は人を狂わすと古来よりもいわれるそうです。現代では公然ストレス解消法とでもいいましょうか。

さてこの「お花見」と言う風習ですが、起源は奈良時代の貴族の行事とされています。
さらに古くは「農耕神」を祭る風習だったそうですよ。

「農耕神」と言われても都会暮らしの方にはあまり馴染みがないと思いますが、当時の人々は月や星、動植物の変化に季節の移り変わりを感じ取っていたのではないでしょうか。まさに桜の開花はその時を知らせる一つのサインだったはずです。

「稲作農耕民の間には山の神が春の稲作開始時期になると家や里へ下って田の神となり、田仕事にたずさわる農民の作業を見守り、稲作の順調な推移を助けて豊作をもたらすとする信仰があった。」(田の神-wikipedia より)

日本人にとっての「お米」は、食文化だけではなく測量技術や土木技術、和算の根源にもなっています。そして長期保存が可能で貴重な蛋白源です。飢餓との戦いだった頃のお米の栽培は1年の営みを左右する大事な農作業です。いかに効率よく多収穫するかを考え経験が知恵を生み農業技術が発展してきたのだと思います。ただ自然環境を相手にしているのですからいつの時代になっても人の英知とはいえ限界があります。八百万の神という考え方を持っていた古来の人にとって豊作を穀物伸へ祈念することはごく自然な慣わしだったのでしょう。よって桜の木の下にお酒や供え物をするという風習が「お花見」という形となり現代まで受け継がれてきたのだと思います。

新緑や紺碧、桜色といった表現方法で情景を連想できるのは日本人ならではだと思います。四季に敏感で色彩色豊かな自然環境に育ったからこそ奥ゆかしく豊かな文化が育ったのではないでしょうか。毎年「お花見」を続けるには、桜の根をいたわる事も忘れてはいけませんね。