フランスワインの過去・現在・未来 その1

2015年3月24日
フランスワインの過去・現在・未来 その1

フランスワインの過去・現在・未来 その1

現在のように自然派ワインが多くの方に支持されるまでの流れを年代別にまとめました。

【1960年代】
大量販売の大型スーパー、ハイパーの出現。
 →1963-carrefeur 1号店、
 →LECLERRE 65 スーパー、
 →69ハイパー1号店
低価格・生産量の拡大の必要性
 →低価格で生産量を多くしようとすると農作業の経費削減の為の除草剤使用の拡大

【1970年代】
ハイパー、スーパーの乱立時代、本格的ワイン導入
 →大量生産・大量販売用ワインの需要拡大
 →化学肥料・殺虫剤・その他化学農薬の多用
 →土壌弱体化からくる葡萄木の弱体化 

【1980年代】
オノローグ(醸造コンサルタント)事務所の急増
 →醸造学士・オノローグ主導の農作業・醸造方法に移行

農協、ワイン商、格安ワイン・大量生産・大量販売の生産・流通の安定化
 →オノローグ主導のワイン・スタンダード化時代の到来

世界的ワインブームに乗ってグランクリュ(特級畑・蔵)など超高級ブランドの形成期

★自然派の第一世代の発生(マルセル・ラピエール 82年 )

【1990年代】
濃縮ワイン至上時代
→スーパー、ハイパーでグランクリュ(特級ワイン)が安売りの超目玉商材
 →グランクリュ価格の高騰化―ワイン愛好家のグランクリュ離れ

ポスト・グランクリュの需要拡大
 →ミッシェル・ロランなどカリスマ・オノローグの誕生(フライニング・オノログ)
ワイン評論家(パーカー・ポイント等)による新スター(シンデレラ・ワイン)誕生期(93-98 バランドロー等)
ワイン消費量の衰退―ワイン農協・ワイン商の経営不振が出現
→小型優良醸造家の急増(後に自然派ワインになる醸造家も多く含まれていた)

★パリに自然派専門ビストロ"アンジュ・ヴァン"(ロビノ氏経営)出現
 →各地に自然派ワインバーやビストロが誕生

※次回は2000年代~

早くから自然派ワインビストロを始めたロビノー氏 ※早くから自然派ワインビストロを始めたロビノー氏


自然派第一世代生産者 マルセル・ラピエール氏 ※自然派第一世代生産者 マルセル・ラピエール氏


希望の牛
もしあなたが日本を愛しているなら、この二人の詩人の声に 耳をかたむけてみよう。アーサー・ビナード

2015年3月16日
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アーサー・ビナードさんはアメリカ生まれ。日本人よりも日本語がうまいくらいで、詩集『つり上げては』で中原中也賞、絵本『ここが家だベンヤーンの第五福竜丸』で日本絵本大賞をとった詩人である。
納豆が好きで、日本語の名前は「朝 美納豆」。

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「希望の牛 もしあなたが日本を愛しているなら、この二人の詩人の声に 耳をかたむけてみよう。  アーサー・ビナード」

記事提供:社団法人東京都トラック協会

農協は必要か?

2015年3月15日
農協は必要か?

都市部で生活していると、あまり農協に馴染みがありませんよね。
しかし農村地に行くと農協が中心となって地域が形成されている場所もあります。
農協とは一体どのような組織なのか、報道でなどで知る限りあまり良いイメージを持てません。でも、ちょっと待ってください!

私たちの生活の中で農協が大きく関わっていると知れば、人事でなくなるのでは?

その始まりは江戸時代までさかのぼるそうです、現在の形態に収まったのは戦後から。当時は危機的な食糧難でしたから政府は国民の飢えを改善しようとしました。そこで生産物を一手に管理していた「農協」という組織に委ねたのです。特に「お米」の生産流通は、政府により一括管理されていました。しかし、高度経済成長期になり、だんだんと国民生活にゆとりが生まれてきます。三種の神器(洗濯機、テレビ、冷蔵庫)なんて言われていた時期もありましたから、食に関しても栄養改善運動やフライパン運動など食の欧米化が進み、量より質が求められ、今では「お米」の消費量が昭和初期に比べると2/1になっています。その反動なのか農業者の高齢化、自給率39%まで低下。国民に至っては成人病疾患の若年化、森林の荒廃などなど・・・戦前は無かった様々な問題に発展しています。

私たちの命に関わる食材を生産管理していた「農協」は日本の発展のために大きな役割を果たしていた、と考えるとちょっと認識が変わってきますよね。

しかし、いまだに消費者不在の農協主導で生産している地域もありますが、ここに大きな分かれ道が存在します。生産流通が自由な今は、競争原理が農業にも浸透しつつあります。
よって個々で農業法人を立ち上げ直接小売店や消費者に販売している方もいます。消費者のニーズに地域農業の強みを活かして上手くマーケティングを行っている単位農協もあります。このように専業農家や兼業農家、どの位の農業生産規模か何の栽培環境に適した風土や土壌環境なのかなど、様々な要因で収穫できる作物も多種多様。農家は自分たちの長所と短所を見据えたマーケットを考え栽培する時代が訪れているということになります。

そこで農協改革。といっても全国の農協を束ねている全中の解体ですから、地域にある単位農協には影響はないでしょう。ここで記した内容は農業に関してですが、農協は共済や金融という側面もあります。地域農業にとってよりよい改革になれば、農業の未来が明るい。そんな気がします。

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