NPO法人「ココロのバリアフリー計画」

2014年8月29日

Nicholas_main.jpg

今回は、全国の飲食店などを中心に、車椅子やベビーカー利用者、障がい者、お年寄りが出かけやすい環境をつくるための活動を行っている、NPO法人「ココロのバリアフリー計画」の代表・池田 君江さんにお話を伺いました。

地域の人

池田君江さん

2007年6月に発生した渋谷温泉施設爆発事故に巻き込まれ、脊髄を損傷。車椅子生活を余儀なくされる。自身の生活体験を通し、2012年に「ココロのバリアフリー」WEBサイトを立ち上げる。

NPO法人「ココロのバリアフリー計画」池田君江さん ――まずは、このWEBサイト「ココロのバリアフリー」を立ち上げたきっかけを教えてください。
私は7年前の事故が原因で、車椅子で生活するようになりました。当時は少し外出するだけでも怖くて、どうしても引きこもりがちになっていたんでが、リハビリ中に脊髄損傷専門のトレーナーに出会ったことをきっかけに、一歩ずつ外に出てみるようになりました。 「車椅子でも入れますか?」と問い合わせると入店を断られることも多いのですが、そんな中、私を歓迎してくれたのが「串カツ田中」一号店のスタッフの皆さん。このお店は当時、店内がバリアフリーになっているわけではありませんでした。でも逆にスタッフの方が「どう介助したらいいか教えて欲しい」と言ってくれて、全員が協力して私をサポートしてくれたんです。


――2つの大きな「出会い」があったのですね。
そうですね。このお店では、入店時にスタッフの方が車椅子を持ちあげてくれたり、通路を通るときに周りのお客様に声をかけてくれたり。おかげで、「串カツ田中」は私にとってとても居心地のいいお店になりました。このように、店内が「バリアフリーかどうか」ということではなく、迎えてくれる側の人たちの意識や理解、協力体制、そしてコミュニケーションを取れることが何よりも大切。それが「ココロのバリアフリー」につながると思います。こうしたお店の情報をもっと発信し、外出しやすい環境をつくっていきたいと思い、WEBサイトを立ち上げることにしたのです。


――このWEBサイトには、どんな情報が掲載されているのですか?
このサイトに掲載されている店舗は、決して完璧にバリアフリーが整っているところばかりではありません。載せているのは基本的に「今現在の情報」です。入口に段差があるかどうか、入口幅が何センチあるか、エレベーターがあるか、トイレに手すりがあるかどうかなど...。こうした情報は、これまでどこにも掲載されていなかったんですよね。


NPO法人「ココロのバリアフリー計画」池田君江さん ――あくまでも「今現在の情報」が必要だということですね。
そうです。例えばあまり知られていませんが、車椅子のサイズは人によって全く違います。ですから、「車椅子の人は誰も入れない」という認識は誤りで、入口の幅や段差の有無さえわかれば、当人は自分がそこに入れるかどうかすぐにわかるのです。車椅子が入れるトイレがなくても、近くにコンビニや病院などがあればそこを利用することもできますし、1~2段の段差なら、同伴者がいればクリアできることもありますから。

――登録している店舗にはどんなところがありますか?
現在は飲食店がメインです。中には「スタッフが全員アメフト部出身なので、どんなに重い車椅子でもかつぎます!」と書いてくださっているところもありますよ(笑)そういう形で、現状の「できること」「できないこと」を発信してほしいと思います。今すぐお店をバリアフリーに改装するのは無理でも、そうした発信は、迎える側の心ひとつでできることだと思います。


NPO法人「ココロのバリアフリー計画」池田君江さん ――今後はどのような活動を展開されていく予定ですか?
2013年10月にNPO法人を立ち上げましたので、全国での登録店数1000店舗を目指して、今後も活動を続けていきます。今は飲食店が中心ですが、美容や他の施設などにも広げていきたいと考えています。 現在、日本全国で車椅子の方は180万人、障がいを持った方は500万人いると言われています。そういった方たちが肩身の狭い思いをするのではなく、ごく当たり前に出かけられるような社会をつくっていきたいですね。


自然派ワインの造り手
マルク・ペノ その4〜主要銘柄〜

2014年8月27日
wine_08main.jpg

キュヴェ・デ・ザミ

wine1.jpg ムロン・ド・ブルゴーニュの中で、最も樹齢の若い樹のブドウ。平均で12年。年間生産量は10,000本。
地元のワインショップで最近になって取り扱いが1軒だけあるが、それ以外の95%が日本向け。
以前はタンクごとネゴシアン(桶ごとワインを買い集めブレンドして自分たちのラベルで販売する業者)に売っていたが、あまりにもおいしいので、日本向けに特別にビン詰めしてもらうことになった。Amisとは友達のこと。友達と楽しく飲んで欲しいという思いと、2003年の来日時に出会った日本のお客様への思いを込めて、このように名付けた。
ネゴシアンに売っていた時、霊柩車が来て死者を連れ去られていくような気分になった。そこですべてが終わり、自分の大切なワインが死んでしまうような感覚である。しかし自分でビン詰めをし、製品化するようになると、出荷時には自分の子どもが巣立ち、新たな旅立ちをするような、とても晴々した気分になる。
ラベルデザインは、元ソムリエであったペノ氏の弟のデザイン。3ヵ月間頼んでいても全然作ってくれなかったが、ある日、蔵にやってきた時に言うと、10分くらいで仕上げてくれた。デザインされている男の子が着ているのは、ブルターニュの伝統的な衣装。
2007年、2008年は生産していない。


ラ・ボエーム

wine2.jpg 樹齢50年までの樹。平均25年。
ラ・ボエームとは、「勝手気ままな人生を送る人」、「自由人」という意味。AOCの枠から出て、自由にワインを造る道を選んだペノ氏の生き方を象徴するネーミング。
ラベルのデザインは、世界的に有名なベルギーの漫画「タンタンTINTIN」の作者によるもの。


ラ・ミス・テール

wine3.jpg 樹齢50年以上のブドウ。古いものは90年。
Missは英語で、女性に付ける敬称。Terreはフランス語で、地球・土壌・土という意味で女性名詞。同じ発音の単語mystère (ミステール=フランス語で謎・神秘・ミステリーの意味)と掛けている。 ラベルも「ラ・フォル・ブランシュ」「ラ・ボエーム」と同じく、タンタンの作者によるもの。スクリーンに映し出される謎(ミステール)を、心躍らせながら男の子が見守っている姿が描かれている。


真夏のトロピカル☆
~ココパイン パウンド~

2014年8月16日
pine_main.jpg

毎日強い日差しが降り注ぎ、夏真っ盛り!といった今日この頃。
暑さで体力を消耗しがちな体を、午後のティータイムでホッと一息つきませんか?

今日は南国フルーツの代表、パイナップルとココナッツを使った、トロピカルなパウンドケーキをご紹介します。
作り方は通常のパウンドケーキにパイナップルとココナッツをざっくりと混ぜ合わせるだけ。

パイナップルの程良い酸味と、ココナッツのザクッとした触感と甘い香ばしさが、夏の疲れを癒してくれます。

真夏のトロピカル☆ココパイン パウンド

pine_menu.jpg 【材料】17×8×6(cm)パウンド型 1本分
・無塩バター            100g
・砂糖(お好みのもの)         85g
・卵                 2個

(a)
・薄力粉              100g
・ベーキングパウダー      小さじ1/4

・ラム酒              小さじ1
・ココナッツファイン         50g
・ドライパイナップル(缶詰でもOK)  100g

(飾り用)※お好みで
・パイナップル(缶詰使用)・杏ジャム
・ピンクペッパー・タイム

dry_pine.jpg 今回はドライパインを使用。缶詰でも代用OK。


【下準備】

①無塩バターは常温に置き、柔らかくしておく。
②卵は溶いて冷蔵庫に入れておく(気温が暖かい時)
③型に型紙を敷くか、内側にバターを塗り、粉をはたいておく。
④(a)の粉類は3回空気を含ませるようにふるっておく。
⑤ドライパイナップルは約1㎝の角切りにし、沸騰した湯をかけ、ペーパーなどで水分をとっておく。
(缶詰の場合は切ってペーパーで水分を取るだけでOK)
※⑥砂糖は固まりがあれば、ふるってサラサラにしておく。
※⑦気温が高いい季節は、使用するボールの一回り小さいボールに氷水を用意しておくととても良い。 (生地がだれるのを防ぐ為)
⑧オーブンを170℃に温めておく。

【作り方】

①やわらかく戻したバターに砂糖を1度に入れ、ゴムベラで 砂糖を馴染ませ、砂糖が散らない程度に馴染んだら、 ハンドミキサーに変え、高速で円を描くように混ぜる。

②途中バターが溶けかかり、べチャッとしてきたら、用意した氷水に当て、白くふわっとするまでよく混ぜる。

③バターが白く、ふわっとしてきたら、冷やしておいた卵を5~6回に分けて入れ、都度馴染むまでよく混ぜる。
(1度にたくさん入れてしまうと分離するので注意!)

④③に篩った粉類を1度に入れ、ゴムベラで のの字 を描くようにしっかりと混ぜる。

pine_sub1.jpg ⑤全体的に混ざったら40~50回ほど、のの字を描いて混ぜる。生地が少し重たくなり、ツヤが出てきた頃が目安。
途中生地がダレてきたら、氷水に当てながら混ぜると、生地が締まってくる。(写真①)


pine_sub2.jpg ⑥⑤にラム酒、ココナッツファインを加え、ヘラで全体に馴染むように混ぜる。(写真②)


pine_sub3.jpg ⑦⑥に水気を切ったパイナップルを加え、ざっくりと混ぜ合わせる。(写真③)


pine_sub4.jpg ⑧用意した型へ生地を入れ、170℃のオーブンで約50分程焼く。焼き始めて15分後、表面に膜が張ってきたら、ナイフで真ん中に切り込みを入れると きれいな膨らみができる。(写真④)
※オーブンに焼きムラがある場合は途中で向きを入れ替えると良い。


⑨焼き上がったら、平らなところで、10cm程の高さから落としてショックを与える。こうすると焼き縮みを防ぐことができる。

⑩を粗熱が取れるまで濡れ布巾をかぶせて冷ます。

⑪型から出し、乾燥に注意してラップをでピッタリと包み、夏場は冷蔵庫で保存する。

⑫飾りつけをする場合は、上の膨らみをカットして平らにし、ひっくり返して、全体に水で伸ばして温めた杏ジャムを塗り、 パイナップルで飾りつけをし、最後に杏ジャムで光沢を出す。
ピンクペッパーやタイムで飾っても彩が楽しい。

食べる時は常温に戻すと、やわらかく美味しくなる。