芸の大道を行く
大道芸人・だいちの真実

2014年1月30日
北代省三の軌跡

大道芸人だいちをまだ1度も見ていない方のために、彼のパフォーマンスを説明しなければなりません。彼の芸は変幻自在で、説明はとても難しいのですが・・・。

だいちは街角にふらりと現れ、あるときは簡単なトランプ手品をしたり、あるときは子供相手に他愛ないいたずらをしたりして、行きずりの人の足を止める。腰をおろし、ペットボトルのコーヒーを飲む、と見るや、いきなり頭からコーヒーをかぶるときもある。

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石黒健治Webサイト:芸の大道を行く 大道芸人・だいちの真実

記事提供:社団法人東京都トラック協会

新潟のコシヒカリはコシヒカリじゃない!? 第2回

2014年1月20日
コシヒカリ

農林水産省のホームページから世界のお米生産量が分かります。抜粋しますと「お米(もみ)の生産量は2009年のFAOの統計で、世界の生産量が67,869万トン、そのうち中国、インド、インドネシアの3カ国で約6割。中国が19,726万トン、インドが13,127万トン、インドネシアが6,440万トンです(平成22年9月2日時点)」。ただこの数字は、インディカ種、ジャポニカ種、ジャパニカ種の合計数です。日本の平成24年産水陸稲の収穫量は飯用と加工用合わせて851万9千トンですから、世界のお米生産量から比べると意外に少ない事が分かるかと思います。言い方を変えると日本で栽培されるお米、ジャポニカ種を消費している民族は少ないということになります。

TPPで日本のお米を世界に輸出と声高に謳われていますが食文化や生活習慣が違う民族に、はたして粘りの強い日本のお米は受け入れられるのでしょうか。「平成の米騒動」から察するに海外で日本のお米が日常食として食卓に並ぶには難しいと考える方が自然のような気がします。逆に食の欧米化と多様化が進んだ日本人がターゲットにされないか、いささか不安を感じています。

さて、話は戻りますが、インディカもジャパニカもそんなに沢山の品種はありません。しかし品種だけでも数百あるのが日本のジャポニカ米です。今まで約700種類育種され、現在では約300種類が栽培されています。なぜこんなに沢山の品種が存在するのでしょう。それは日本の複雑な地形と気候風土、縦長な地形が稲の適合性の幅を広げたのではないでしょうか。

日本は水に恵まれ土壌に恵まれ気候に恵まれました。その為、穀類を粉に加工し量増しすることなく粒で食べる文化が根付きました。粒食は咀嚼の回数が増えるので顎は鍛えられえらが張り、消化に時間を必要とするために腸が長いと言った理由もそこにあると思います。とは言え小麦や蕎麦の名産地はありますが、いずれも水田栽培に適さなかった事が理由です。イタリアを例として挙げると主食はパスタと認識していますが南部での主食はクスクスです。その風土で栽培できるものが主食となり文化となることが分かります。

では日本のお米は何処から来たのでしょうか。原種は中国大陸から渡って来たという説が有力でしたが、日本の地で育った原種が存在したと考古学の発掘調査で解明されてきているそうですから、もしかしたら在来種の存在があってもおかしくはありませんね。

そんな日本で栽培されているお米も現代では大きく分けて、日本酒を醸造する酒造好敵米いわゆる酒米。粘りの強いもち米。そして普段食べる粳(うるち)米、と分類されます。古代米と言われる黒米や赤米などは、もち品種とうるち品種の両方があります。酒米や飼料用などは加工米という位置づけになるので一般市場には出回りません。ただ、酒米だけでも数百種類があります。中でも「山田錦」や「五百万石」が有名です。もち米のスタンダードな品種は「ひめのもち」、きめが細かく和菓子に好んで使用される高級もち米「滋賀県の羽二重もち」など様々な品種が存在します。

さて次回はその品種という概念はいつから生まれてきたのか考えていきたいと思います。

BIOワイン、自然派ワインについて〜その10〜
若手自然派醸造家

2014年1月17日
BioWine10_main_img.jpg

今までの自然派醸造家とは全く違ったアイデアでワイン造りに取り組んでいるグループが誕生している。

その中の一つを紹介すると、南フランスのニーム近辺で、小さな新人醸造家がグループを組んで素晴らしい自然派ワインを造り上げている。素晴らしく美味しくて、価格も安く、アルコール度数も比較的低くスイスイ入ってしまうワインのスタイルを造り上げている。
彼らは云う。『昔、フランス人が1日2リッター程、飲んでいた頃のワインのスタイルを復活させたいんだ!』
つまり、アルコール度数も低く、その割に果実味も乗っていて、さわやかさもあって、まさに水代わりにグイグイ飲めた時代のワインのスタイルを狙っている。
しかも『価格は誰でも買えるように安くなくてはダメなんだ。』と言い切る。
美味くて、グイグイ飲めて、自然で、安い、と4拍子揃った自然派ワインを目指している。

このメンバーを引っ張る3人、トップはMONT DE MARIEモン・ドゥ・マリーのテェリーだ。元コンピューター技師だった。
安くする為に徹底した経費管理をしている。栽培を完璧にビオ、アルコール度を低くすること、心地よい果実味を残すこと、自然酵母でSO2を瓶詰時に少々、必要なしと判断した時は無添加。
旨い!グイグイ!自然!安い!4拍子揃ったこの夢のようなワイン造りに賛同して一緒に行動するのは、MAS LAU・マス・ローのローラン、VALLAT D'EZORTヴァラ・デゾルのフレデリックだ。
この彼らのワインは間違いなく自然派の動きに一石を投じるヌーヴェル・バグになるだろう。応援したい。

VALLAT D'EZORTヴァラ・デゾル

もともとはフォジェールのワイン生産者の下で働いていたが、他の自然派ワイン生産者とは全く違うスタイルのワインを造りたいと思うようになり、2001年から挑戦。
ラングドックの伝統的品種であるカリニャンやサンソーを多く使用しながら、化学肥料を使わない有機栽培と、天然酵母による醗酵と酸化防止剤を極力控えた自然醸造。その上、妥協できるところは最大限妥協しながら、できる限りの低価格を目指した。

というのも、フレデリックは、手間暇がかかる上にリスクも伴うためにどうしても値段が高くなってしまう自然派ワインを、もっと大衆化したいと思ったのだ。
低価格で、アルコール度数も比較的低くて、果実味とフレッシュ感たっぷりでスイスイ入ってしまう、まさに水代わりにグイグイ飲めた昔ながらの古き良きフランスワインを復活させたかった。
最初のうちは収穫ができないなど苦労が続いたが、2006年ようやくブドウが良くなりワインが完成。
ついにワイナリーを設立することができた。
その後も素晴らしく美味しく、グイグイ飲めて、自然で、しかも安い!と4拍子揃った夢のような自然派ワインを造るため、進化を続けている。

BioWine10_img01.jpg※左の写真はVALLAT D'EZORTヴァラ・デゾルご主人のフレデリックさんと、奥様マニュエラさん。夫婦二人三脚でがんばってます!